効果的な歯磨き
2023.07.20
「プラーク(歯垢)」のお手入れ、ちゃんとしていますか? ~歯周病予防の基本は歯磨きです!効果的なお手入れとは?~
「お口の学校」 今回は基本に戻って、「歯を磨くこと・お手入れすることの大切さ」を再確認しましょう。
(1)歯周病はなぜ怖いのか?
今や国民病とも言われている「歯周病」、それは死につながる恐ろしい病気なのです。
(1)歯が次々に失われることにより、老化と死に加速度的に近づいてしまう。
(2)歯周病菌の繁殖が、歯だけでなく体内のあらゆる臓器へ致命的な影響を及ぼす。
人生百年時代を健康で生きるために、歯周病予防はとても重要なのです。
(2)『Floss or Die』 (デンタルフロスか、死か)!!
「デンタルフロスか、さもなくば死か」とは、ギョッとしてしまいますが、これは歯科先進国のアメリカの歯周病学会で1990年代に掲げられた歯周病予防のスローガンです。
「歯をきちんと磨くか、おろそかにして死ぬか」と歯磨きの重要性・デンタルフロスの使用を呼びかけたものです。
(3)プラーク除去で歯を歯周病から守る
歯周病を防ぐためには、一にも二にも、歯とその周囲に付着する「プラーク(歯垢)」を取り除くことです。歯周病発症の目安となるプラークの量は16%と言われていますので、それ以下に抑えることを目標にしましょう。あなたは、基本の歯磨きはきちんとできているでしょうか?
立方体をした28本の歯の5つの面をすべて正しく磨くには、歯科医や衛生士など専門家による指導が不可欠です。
信頼できる歯科医院では、患者さんが日ごろ使用している歯ブラシや歯間ブラシを見て、その人の状態に合っているかを確認し、その人の歯のケアに合った道具や使い方を指導してくれます。
あなたも定期的なプラークのケアを習慣にし、積極的に歯磨きツールや方法のアドバイスを受けて、歯周病予防に役立てましょう。