良い歯医者さんの選び方④

2024.04.22

こんにちは、お口の学校です。

子どものうちに矯正治療を受けてきれいな歯並びにしてあげたいと考える親御様も多いのではないでしょうか。しかし、数ある歯医者さんの中で信頼できる歯科医師を探すのはとても大変ですよね。矯正治療のための良い小児歯科を選ぶためには、実際に小児矯正歯科へお子様と一緒にカウンセリングを受けに行くことが大切です。小児矯正治療は担当する歯科医師の経験や治療方針によって、診断内容や治療計画が異なります。複数の小児矯正歯科でカウンセリングと検査を受けて、お子様も親御様も安心して矯正治療を受けることができる歯医者さんを探しましょう。今回は矯正治療のための良い小児歯科を選ぶポイントをご紹介いたします。

矯正治療のための良い小児歯科を選ぶポイント①

  • 1.口コミを調べる

評判の良い歯医者さんは高額な費用をかけて目立つ宣伝や広告をしていなくても、口コミで評判が広まることも多いです。良い歯医者さん選ぶためにも、多方面から情報を収集してみましょう。

●保護者間の口コミや紹介

良い歯医者さん選ぶにはご近所の方や保護者間など、身近な方からの口コミや紹介が有効です。実際に患者さんとして通院されている方の話だと分かりやすいかもしれません。歯科医師の人柄や歯医者さんの雰囲気、治療結果や満足度も事前に聞いておきましょう。以前通っていた方からの紹介の場合は、歯科医師や歯科衛生士が当時とは変わっていたり治療方針が変更されていたりする場合がありますので、必要であれば事前に確認をしておきましょう。紹介された歯医者さんがお子様やご家庭に合った歯医者さんかどうかは口コミだけで判断をせずに、実際にカウンセリングを受けて歯医者さんとの相性を確かめてみることが大切です。

●インターネットの口コミサイト

インターネット上では様々なサイトで口コミが掲載されています。実際に歯医者さんに通院した患者さんの感想や満足度、歯科医師の人柄やアクセスの良さなどの評価が掲載されています。しかし口コミは匿名で投稿できるため、サイトによっては本当に通院した人が口コミを投稿しているか、治療を受けているかどうかなどの信用性に欠ける場合があります。口コミ掲載基準の確認や口コミの内容をよく読んで、インターネット上の情報が正しいか信用できるかを見極め、参考として取り入れると良いでしょう。

  • 2.説明が丁寧である

矯正治療は特に診療システムや治療期間、費用などがわかりにくいこともあり、前もって確認をすべき点も多いでしょう。さらに一般的な歯科治療より期間も費用もかかるので、治療を受ける側は不安になりがちです。そんな患者さんの気持ちを理解して、納得のいくまでカウンセリングをしてくれる歯医者さんがおすすめです。治療を受けるか迷っているときに無理に勧めてこないといった点も大切です。また、レントゲンや歯型などの検査をきちんと行ったうえで、資料をもとに丁寧に説明をしてくれるかどうかも確認しましょう。矯正治療に対する不安や疑問を取り除いてくれる歯医者さんとは、良い関係を築いていけるはずです。

  • 3.メリット・デメリットをきちんと説明してくれるか

歯並びを整えて噛み合わせを正常にする事は、お子様の将来の健康のために大切なことです。歯並びや口腔機能の改善などメリットが多い矯正治療ですが、一方で矯正装置の見た目や痛み、違和感から生じるストレスといったデメリットも存在します。矯正治療のメリットだけでなくデメリットについてもきちんと説明してくれる事や、お子様にも分かるように丁寧に治療内容を説明してくれる事、患者さんの感じた疑問や不安に対して納得のいく説明をしてくれる事なども歯医者さん選びのポイントです。また、矯正治療は基本的には公的健康保険が適用されない自費診療なので、治療費の高さもデメリットの一つであるといえます。トラブルを避ける意味でも、治療にかかる全ての費用を明示しているかも事前にチェックするようにしましょう。

  • 4.治療計画がしっかりしている

どのように治療を進めていき、どのくらいの期間と費用がかかり、どのような歯並びにしていくのかといった計画を明確に示してくれる歯医者さんを選びましょう。経験を積んできた歯医者さんであれば、検査結果から治療方針や治療計画を立てて細かく説明できるものです。患者さんが正しい情報を知らされたうえで納得して治療を受けられるインフォームドコンセントを大事にしている歯医者さんであるかは、良い歯医者さん選ぶ大きなポイントとなります。治療計画が曖昧で、言っている内容がころころと変わるような歯医者さんには注意してください。治療計画や治療にかかる総額を提示できない歯医者さんであるとわかった時点で、他の歯医者さんを探すのも選択肢のひとつです。

  • 5.治療法を選択できる

歯並びの状態は人それぞれなので、全ての子どもに対して同じ治療を行うことは基本的にはありえません。それぞれの歯の状況に適した治療法を提案してくれる歯医者さんを選ぶようにしましょう。矯正治療の方法や用いる装置などもひとつとは限りません。複数の選択肢がある場合には、それぞれのメリットとデメリットをわかりやすく説明してもらいましょう。治療法が最初からひとつしかない場合には注意してください。本当に他に方法はないのか、しっかりと確認をしましょう。

  • 6.小児矯正の症例数は豊富か

カウンセリングの時に、小児矯正の症例数や実績をしっかり確認しましょう。矯正治療をメインに行っている歯医者さんでも、子どもの矯正治療の症例数が豊富であるとは限りません。また、大人の矯正治療をメインに行い小児矯正はあまり行っていない可能性もあります。小児矯正の症例数が豊富であれば、歯科医師や歯科衛生士は子どもの対応に慣れています。子どもの気持ちを考え、子どもと上手にコミュニケーションを取りながら治療を進めてくれる歯医者さんであれば、良い歯医者さんであるといえるでしょう。

  • 7.矯正治療費用の比較

矯正治療は保険が適用されない自費診療であることがほとんどであり、歯医者さんによって費用は異なります。歯医者さんを選ぶ際には、費用だけに目がいかないように気をつけてください。また、費用が安いと技術が未熟、もしくは高いと技術が高いとは一概にはいえません。費用だけにとらわれずに、他のポイントを重視して歯医者さんを選ぶようにしましょう。